当社は今年から、新卒エンジニア向け研修プログラムを大幅に刷新いたしました。
注力したのは「自立成長に向けた土台形成」と「エンジニア・社会人としてのマインド教育」の2つ。
お客様企業から安心して業務をお任せいただけるよう、より実践的な内容に見直しました。
今年は3月に東京と大阪で、それぞれ5日間の集合研修を実施いたしました。
・東京開催:3月17日~21日
・大阪開催:3月24日~28日
■ 安心して業務をお任せいただくために
今回、当社は新卒社員に対して以下の2つを研修ゴールに定めました。
(1)自分のキャリア形成について意識できるようになること。
(2)自信を持って派遣先で業務をスタートできるようになること。
■ エンジニアとしての自立成長とは
1.キャリア形成について学ぶ
当社では、エンジニアのキャリアパスを以下のように二段階で説明しています。
(1)社会人になって約3年間 ・・・いかだ下り
(2)4年目以降 ・・・山登り
新卒エンジニアには、最初の3年間は「いかだ下り」のように目前の業務に集中することが重要であると説明しています。
その過程でエンジニアとしての自信をつけ、仕事のやりがいを実感した上で、
"自分が目指すエンジニア像"に向けて「山登り」のようなキャリア形成に取り組むことを伝えています。
また、当社が定めるエンジニアとしての行動指針や心構えについても解説しました。
エンジニアとは何か、我々はお客様企業にどのような価値を提供すべきかといった使命感の定着を図ります。
研修の終盤には、新卒エンジニア一人ひとりが以下の3点を設定します。
・社会人としての短期目標
・決意表明
・行動宣言
自分なりに短期目標を立て、振り返り改善していくことが重要です。
本研修だけでなく、今後の教育プログラム(ホームカミングデー(※))を通じてこのプロセスを実践し、自発的な意欲を持って成長する実感を得られるようにいたします。
※ホームカミングデー・・・各地でエンジニアが集合し、研修を受けながらコミュニケーションを図る定期研修
2.自信を持って就業先で業務スタートできるように
新卒エンジニアにとって最も不安なことは「就業先で何が問題で、どのように対処すればよいかわからない」ことです。
そのため、派遣エンジニアとしての業務経験が豊富な講師が、さまざまなケーススタディを基にしたワークショップを実施しました。
<ケーススタディ>
① 就業初日の行動
② 就業先の情報の取り扱い
③ 3人の先輩の仕事観
それぞれのケースには複数の問題点がちりばめられています。何が問題で、どのように判断すべきかを意見交換を通じて自発的に学びます。
そのほか、社会人として実践すべき以下のような内容について、座学だけでなくロールプレイングを通じて学びました。
<プログラム例> ・ビジネスマナー(挨拶、身だしなみ、電話対応など) ・報連相とは ・業務開始当日の行動 ・コンプライアンス、ハラスメント ・情報セキュリティ、個人情報保護の基礎 ・5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ) ・QCD(品質、コスト、納期) ・安全 |
■ 研修責任者コメント
キャリアセンター
センター長 三ツ木 達也
当社では、新卒社員でもプロのエンジニアに成長できる育成プログラムを用意しています。
プログラムは「新卒研修」と研修終了後の「定期フォローアップ」で構成されています。
今回ご紹介した「新卒研修」で社会人としてのスタートを無事に切った後も、定期的に各地で実施する集合研修「ホームカミングデー」を通じて、エンジニアとしてのマインドとスキルの成長を図ってまいります。
今回の研修を通じて一人ひとりが設定した目標、決意表明、行動宣言をホームカミングデーで振り返ることで、キャリア形成の自覚を深めていきます。
お客様企業のプロジェクト推進に寄与できる人材を輩出するため、中長期的な視点で新入社員の育成に注力してまいります。
ぜひ、皆様からも温かなご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。